------職場体験学習[平成19年7月]を終えて------
今年も、元気と好奇心を持った少年・少女の新入社員たちがやって来ました。
指示していた出勤時間(いつもの登校ではなく)より40分も早く、会社に出勤。
「おはよう」と声を掛けると「おはようございます。よろしくお願いします。」と、元気な声が返ってくる。Oさん・Mさん・Tさん・E君の4名が今日だけの新入社員です。時間が早かったので社内に入ってもらって、簡単な説明をする。・・・・やはり少々緊張気味だと感じたので、私の自己紹介をして時間をつぶす。
社員たちが出勤し始めたので、清掃の指示をする。みんなセッセと与えられた分の清掃に励んでくれた。会社では社長も社員も全員で清掃をして、今日一日の準備と来客を受け入れる準備をすることを新入社員達にも、分かってもらいたい。「きっとみんなのお父さん,お母さんも同じことをしているんだよ。」とね。
さて、清掃が終わると、いよいよ朝のミーティングです。前半は普段とまったく違わないミーティングを行いました。
1)倫理研究所の[職場の教養]を使って、社員による輪読と感想を述べる。当日は「青春よ再び」がタイトル。・・・・全国の法人・団体などの朝礼で使われていて、みんなのご両親もこれで朝礼をされているかも知れませんよ、と説明をして記念に7月号を各自にプレゼント。(今日だけの新入社員も遠からず、この職場の教養に再び出合うかも知れない、その時、当社で行った事を思い出してほしい・・・。)
2)次に社内のミーティングを行う。各自の予定を確認し合い、手短かに指示をする。その日は叱咤・激励の内、叱咤の部分もあったが通常通り行う。
3)その後、全員での自己紹介と改めて本日の予定を告げる。
さて、今回はカリキュラム上、少々ハードな内容となりました。別添Aのとおりです。
・ ・・・・今回は、S大学文化教育学部附属中学から4名の生徒さんを迎えましたが、私たちが彼らに対して伝えたかった事は、主に次の三点です。
第一に、働く事のよろこびと緊張感。第二に、職場での世代を超えた仲間意識と連帯感。 そして第三に、目標に対する挑戦心とやり遂げた後の達成心です。
さらにもうひとつ「デザインというものは、それを通して自分(人生)を創り上げる」ということも伝えたかったのです。
今回の課題は、住宅会社社長(コムハウス株式会社/荒木賢太郎社長)に対する住宅のネーミングと企画書のデザイン制作と自分のサマープランのデザイン制作でした。
この四名の社員たちは、パートナーの当社社員と相談しながら試行錯誤の中、それぞれが4種類の答えを出してくれました。昼食時以外は、ほとんど休憩時間もないままの一日でしたが、とても短く感じられました。未来のクリエィターの四人の若人諸君よ、お疲れさまと同時に大きく翔いてほしいと思います。また、その社員たちをサポートしてくれたプロ達にもお疲れさまといいたい。
また、設立20年を迎えた当社も地域に支えられたこともあり、未来の社会人のお役に立つことができ、なお自分達のためにもなることは続けていきたいと思っております。 |