------職場体験学習[平成19年7月]を終えて------
平成生まれの方たちと接する機会が、今年もやって来ました。今回も真っすぐな目をした4名の生徒さんたちでした。
皆さんデザインに興味があり、デザイン事務所ってデザイナーってどんな仕事をするんだろうと好奇心いっぱいの顔での対面でした。
私は、E君と組んでネーミング案と提案書づくり、プレゼンテーションをすることになり、まずはイマジネーションの訓練から、そしてネーミングを数点出してもらい、その中から2点決定し、提案書づくりへと進めていきました。最初のうちは、なかなかイマジネーションが広がらず、連想ゲームのような感じで進めていったのですが、そのうちE君の口からポンポンと素敵な言葉が溢れ出てきました。
私たちが提案したネーミングは
A案「夢がイッパイの家」
B案「癒しを創りだす家」
A案は、自分の家族を連想し、こんな家に家族といっしょに住みたいという思いから出たネーミング。B案は自分が家だったら、こんな家になりたいと創造して出てきた言葉でした。
プレゼンテーションも自分の言葉ではっきりと述べ、堂々として立派で、感動してしまいました。完成作はPDFファイルにてご覧頂けます。
最近は、学校でも家庭でもパソコンが普及しているせいか、パソコンの前に座っても物怖じせず、操作方法を教えるとびっくりするほど飲み込みが早く、終盤になるとドンドン自分で作業を進めてました。学習能力の早さにはびっくりでした。
この一日を通してデザイナーの仕事というものが、緻密な作業をしながら、イメージを脳の中で繰り広げながら…と実に地味で、しかしながら楽しい仕事なんだということがわかってもらえたと思っていますが、どうだったでしょう。
きっとこんなに集中して勉強とは違う脳を使ったことはなかったと思います。疲れは極限に達していたかもしれません。でもその分充実感も味わえたのではないでしょうか。
私たちは、幸運にも自分がなりたかった職業につくことができました。E君たちも、これから希望の職業につけるよう、頑張ってください。陰ながら応援しています。 |